【小田急争議】駅員の配置人員の全社的な見直しと全社的な未払い賃金の支払を約束!!

 学生ユニオンは、小田急電鉄と学生駅員の待遇改善を求めて団体交渉を継続しており、先日第4回目の団体交渉がありました。これまで非常に固い回答をしてきていた小田急電鉄ですが、第4回目の団体交渉では大きな成果がいくつかありました。
 成果の具体的な内容としては、①配置人員の全線的な見直しを約束し、また交渉に参加している学生ユニオン組合員の勤める駅については人員補充を含め検討するとの回答がありました。②勤務前の準備時間や新人研修のせいで発生した残業に対する未払い賃金を全アルバイトに対して支払うことを約束しました。
 これはこの間、SNSや新聞で問題を広げ、また駅前や本社前で宣伝を繰り返してきた成果であり、問題の拡散にご協力いただいた皆様のおかげでもあります。ありがとうございました。引き続き、ぜひご支援よろしくお願いいたします。
また、小田急の学生駅員の方は、学生ユニオンの組合員になっていただければ小田急電鉄との団体交渉に参加し自身の勤める駅の問題について改善を求めることができます。一緒に、小田急電鉄を学生駅員が働きやすい会社にしていきましょう。

大きな前進のあった第4回団体交渉

さて、第4回目の団体交渉について更に詳しく報告したいと思います。これまでの団体交渉の詳しい内容については、以前に書いたものを参照いただきたいのですが(「小田急駅員バイトの実態」)、学生ユニオンの主な要求は以下のようなものになります。

① 人員不足のために電車遅延の際など学生アルバイトが数時間の残業を強いられ、授業に出れなくなるなど学業に支障をきたしているため、正社員の人員を増やしてほしい。
② 勤務前の準備時間や着替え時間、あるいは新人研修のために発生する残業時間に賃金が支払われていないため、未払いになっている賃金を全アルバイトに支払ってほしい。

 これまで小田急電鉄は、基本的には①については0回答、②については交渉当事者となっている学生ユニオンの組合員である駅員アルバイトに対する支払いは認めつつ、他の駅員アルバイトに対する支払いについては回答を避けていました。しかし第4回団体交渉で、いくつかの点で小田急は大きく態度を変えました。以下項目ごとに見てみましょう。

配置人員の見直し

 学生ユニオンはこれまで、駅員の人員不足によってトラブル発生時に学生駅員が残業せざるをえなくなり学業に支障が生じるため、正社員の人数を増やしてほしいと主張してきました。それに対してこれまでは根本的な対応をとろうとしてこなかった小田急電鉄ですが、今回、全線的な配置人員の見直しを約束しました。また、学生ユニオンの組合員が勤める駅については、昨年から乗客数が増加しており、また正社員からも人手不足との声が上がっていることから、人員補充を含め検討しているとのより具体的な回答がありました。これは非常に大きな成果です。
 ただし、学生ユニオン組合員が勤める駅以外で人手不足の駅はありますか?と聞いたところ、それについて小田急電鉄は回答を拒否しました。全線的な見直しをすると言っても、実際に組合員が居ない駅でどれほどの改善がなされるかはやや不安なところがあります。人手不足で悩んでいる駅員の方がいましたら、学生ユニオンに加入して一緒に交渉していただければと思います。

未払い賃金の全社的な支払い
 第3回目の団体交渉では、未払い賃金が全社的に発生していることを認めながら、学生ユニオン組合員以外のアルバイトへの支払いをするとは言いませんでした。しかし、第4回目の団体交渉では、あっさりと「全社的に支払います」と約束しました。これも非常に大きな成果です。
 ただし、小田急電鉄が未払いと認めているのは、①トランシーバーや時間表などを準備する時間と、②時間外に行われる新人研修についてだけであり、制服への着替え時間を未払い賃金とは認めていません。制服の着用は義務付けられていますが、小田急電鉄は「着替え場所を決めておらず自宅で着替えてきても構わないことになっているため、労働時間には換算しない」と主張します。しかし、駅で着替える従業員が大半であることは小田急も認めており、着替え時間は労働時間でないとする小田急電鉄の主張には無理があります。この点は交渉を続けていきます。

組合員になって小田急電鉄に一緒に問題を訴えませんか?
 以上のようにいまだ多くの問題を残しながらも大きな成果を獲得した第4回目の団体交渉は、ツイッターでの問題の公表や駅前・会社前宣伝を行ってからはじめての団体交渉でした。こうした運動を行う前と比べると、会社の対応・回答が大きく変化しており、明らかにこの間の運動の成果です。
 ただし、恐らく組合員の居ない駅でも小田急電鉄の学生駅員の労働実態には多くの問題が存在していると思われます。学生ユニオンはこの間、組合員が居ない駅の問題改善も強く求めていますが、しかし、組合員がいない駅での問題改善にはどうしても限界が出てきます。なので、ぜひ労働環境の改善を望む学生駅員の方には学生ユニオンの組合員となっていただき、小田急電鉄との団体交渉に参加してほしいと思います。そこで、自身が勤める駅での問題改善を訴えてほしいのです。
 「「組合員になる」ってどういうこと?」と思われた方は、こちらのページ(「学生ユニオンとは?/学生ユニオンへの加入をご検討の方へ」)を参考にしてください。またお電話していただいても結構です。是非連絡お待ちしております。一緒に、小田急電鉄を学生駅員が気持ちよく働ける会社にしていきましょう!

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